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光が織りなす日本の美:心と体を育む空間デザイン

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光が織りなす日本の美:心と体を育む空間デザイン

光が織りなす日本の美:心と体を育む空間デザイン

2025/08/01

日本の四季は、光の移ろいとともにその表情を変えます。春のやわらかな陽光、夏のきらめく日差し、秋の澄んだ光、そして冬の静謐(せいひつ)な光。私たちは古くから、この自然の光を生活の中に巧みに取り入れ、独自の美意識と文化を育んできました。障子や縁側、坪庭といった伝統的な建築様式は、単なる機能性だけでなく、光と影が織りなす繊細な表情を慈しむ、日本ならではの知恵の結晶と言えるでしょう。

 

北欧の地で、日照時間の短さが人々の心に影響を与えるように、光は私たちの心身に深く作用しています。私たちの体内には、約24時間周期で繰り返される「サーカディアンリズム」という生体時計が備わっており、このリズムは光によって調整されています。朝の光は活動のスイッチを入れ、夜の光は休息へと導きます。自然の光のリズムに沿った生活は、心身の健康を保つ上で非常に重要です。

 

しかし、現代の多くの施設では、均一な明るさを追求するあまり、自然光の豊かさや、光が持つ時間的な変化が失われがちです。特に、予算の制約がある中で、演色性の低い照明が使われることも少なくありません。しかしそこで日々を過ごす人々にとって、光は単なる「明るさ」以上の意味を持つのではないでしょうか。

日本には、単に明るさだけを求めるのではなく、「陰翳(いんえい)」、すなわち光と影が織りなす空間の深みを尊ぶ美意識があります。

谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」に描かれているように、薄暗さの中にこそ、物の本質や美しさが宿ると考える文化です。

この「陰翳」の美学は、心を落ち着かせ、五感を研ぎ澄ませる効果をもたらします。

 

もし介護施設や保育施設といった空間に、日本の光の考え方を取り入れることができたらどうでしょう。

□自然光の積極的な活用:

・窓からの光を最大限に生かし、時間帯や季節によって移り変わる自然の表情を感じられる空間。

・障子やブラインドなどで光を調整し、やわらかな光を取り入れる工夫。

□光と影の演出:

・全体を均一に明るくするだけでなく、間接照明やスポットライトを効果的に配置し、落ち着きとメリハリ、奥行きのある空間を創り出す。影がもたらす安らぎや集中力を促す効果も期待できます。

□時間帯に合わせた照明計画:

・朝は自然光に近い爽やかな白色光で活動を促し、日中は明るく快適な光環境を維持。夕方から夜にかけては、暖色系の光へと徐々に移行させ、心身のリラックスを促す。これにより、入居者や利用者のサーカディアンリズム(体内リズム)を整え、質の良い睡眠や心の安定に繋がります。

□演色性の高い照明の選択:

物の色を自然に見せることで、食事の美味しさを引き立てたり、絵本の色を鮮やかに見せたりと、日々の生活の質を高めます。

 

日本の光の知恵は、単に美しい空間を創るだけでなく、そこで過ごす人々の心身の健康と、日々の暮らしの豊かさに深く貢献する可能性を秘めています。初期投資は必要かもしれませんが、その価値は、そこで過ごす人々の笑顔と健やかな日々に、きっと現れるでしょう。

光が織りなす日本の美意識を現代の空間デザインに取り入れることで、より心地よく、心豊かな日々を送れる場所が増えることを願っています。

 

次回はこのサーカディアンリズム(体内リズム)に配慮した次世代照明器具をざっくりご紹介します!

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