【生体リズムと光・応用編】色だけじゃない!「光の高さ」が睡眠を左右する理由
2025/12/19
前回は、体内時計を整えるために「光の色(ケルビン)」が重要だというお話をしました。
今回は照明の設置位置の重要性にも触れたいと思います。
夕日が水平線に沈んでいくのを見て心が落ち着くように、私たちの体には「光の高さ」も深く刻み込まれています。
今回は専門家も意外と見落としがちな「照明の高さと視点」の秘密をお話しします。
1. なぜ「上からの光」は目がさめるのか?
人間の目には、明るさを感じる細胞とは別に、体内時計をコントロールする特殊なセンサー(メラノプシン細胞)があると言われています。
またこのセンサーは「網膜上部は地平線下の光を受け、網膜下部は空からの光を受けている 」可能性が示唆されています。
「網膜の下半分」で光を受けるということは、物理的に「視界の上方(天井や空)」から降ってくる光に強く反応するようにできているのです。
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天井からの光: 脳が「今は真昼だ!」と強く認識し、活動スイッチが入ります。
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低い位置の光: センサーへの刺激が弱まり、脳がリラックスモードに入りやすくなります。
2. DNAに刻まれた「太陽」と「焚き火」の記憶
これは人類が何万年もかけて進化してきた中で、DNAに刷り込まれた本能でもあります。
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高い光(太陽): 空の高い位置から降り注ぐ光。それは「狩りや採集をする活動時間」の象徴です。
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低い光(夕日・焚き火): 水平線に沈む太陽や、足元で燃える焚き火の光。それは「一日の終わりと休息」の象徴です。
私たちが夜、低い位置にあるオレンジ色の光を見るとホッとするのは、遠い先祖が焚き火を囲んで安心していた記憶が呼び起こされているからかもしれませんね。
3. 今日からできる!「光の重心」コントロール術
この仕組みを利用すれば、大がかりな工事をしなくても睡眠の質を上げることができます。ポイントは「夜に向けて光の重心を下げる」ことです。
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日中: 天井のライトをしっかり点けて、上から光を浴びる。
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夜間: 天井のメイン照明を消し、スタンドライトやフットライトなど、目線より低い位置にある照明に切り替える。
これだけで、脳に「もうすぐ寝る時間だよ」というサインを自然に送ることができます。
まとめ:照明設計は「高さ」まで計算してこそプロ
照明の役割は、ただ部屋を明るくすることだけではありません。 「どこに配置し、どの角度から光を届けるか」まで計算して初めて、本当に心地よい空間が生まれます。
「もっとリラックスできる寝室にしたい」「仕事の効率が上がるオフィスにしたい」というご要望があれば、光の色から高さまで、スペシャリストの視点でトータルにご提案いたします!
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